今回は毛染め(ヘアカラー)によるアレルギーについてです。

消費者庁のホームページに以下の文章が載っています。(一部抜粋)
(酸化染毛剤はヘアカラーリング剤の中でもアレルギーを引き起こしやすい) 毛染めによる皮膚障害の多くは接触皮膚炎で、その直接的な原因はヘアカラーリング剤です。ヘアカラーリング剤の中でも酸化染毛剤(ヘアカラー、ヘアダイ、白髪染め、おしゃれ染め、アルカリカラー等と呼ばれる。)は、最も広く使用されていますが、他のカラーリング剤と比べてアレルギー性接触皮膚炎を引き起こしやすくもあります。
消費者庁ホームページ
http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/other/information_001/
厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000124268.html
酸化染毛剤を認可している厚生労働省も
「毛染めによる皮膚障害の事例については、消費者庁の事故情報データバンクに毎年200件程度登録されており、その原因は明らかであるにもかかわらず継続的に発生している」
と皮膚障害(アレルギー)が起きる原因が解っているとしています。
それは、
酸化染毛剤の主成分の【ジアミン系色素】が原因です。
なぜジアミン系色素が使われているのか?
ジアミン系色素は幅広い色味・色持ちに優れているからです。
特に白髪染めには、ほぼ使用されていますす。おしゃれ染めでは、今流行りのアッシュ系で必要な成分ですので今現在、なくてはならない色素成分なのです。
その為 酸化染毛剤を使用する前に毎回「パッチテスト」を行うように注意喚起されています。
酸化染毛剤によるジアミンアレルギーの例です。


一度でこの様になることはまれですが、軽くかぶれた段階で簡易30分パッチテストでなく48時間パッチテストを行い陽性ならジアミン系色素を使用していないカラー剤に切り替えることが大切です。
ジアミン系色素を使用していないカラー
①ノンジアミンカラー
②ヘアマニキュア
③ヘナカラー
④カラートリートメント・カラーバター
⑤カラースプレー・ヘアマスカラ・ヘアファンデーション
⑥メラニンカラー
などがあります。
ジアミン系色素は髪を痛める事はありません。
酸化染毛剤は髪や頭皮毛根を痛め「切れ毛」「脱毛」「薄毛」「白髪」になると言われています。
その原因は、ジアミン系色素以外にあります。
それは、次回に
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