ヘアカラー(酸化染毛剤)は、なぜ髪や頭皮や毛根が痛むの?
その原因は
一剤に含まれる「アルカリ剤」と二剤に含まれる「過酸化水素」です。
過酸化水素はアルカリ性が強いほど活性酸素を発生します。
一剤にアルカリ剤と酸化染料・二剤に過酸化水素を酸性の状態で別々にしておくとこの化学反応を起こさないので、保存しておく事が出来ます。
使用直前で混ぜ合わせるとアルカリ性になった過酸化水素が活性酸素(O+)を発生し酸化染料の発色を手助けしながら毛髪内のメラニン色素の脱色を同時に行うことができます。
なので白髪染め・おしゃれ染め(ファッションカラー)と幅広く活用されています。
過酸化水素が活性酸素を発生し酸化染料の発色を手助けている画像(前回使用画像)
この様に時間の経過とともに酸化染料が発色しているのが良くわかります。
髪や頭皮や毛根が傷むとわかっていても使用されているのです。
(このお薬は30分放置タイプなのでこれ以上発色はしません。)
痛みのメカニズム
① 弱酸性(約PH4.5~6.5)で安定している毛髪や頭皮はこの領域から離れるほど良くない状況になります
PH0強酸性~PH7中性~PH14強アルカリ性
多くの酸化染毛剤は一剤と二剤を混合するとPH9~10の薬剤になります。毛髪や頭皮にとっては良くない状況なのでダメージを受けます。
② 過酸化水素(酸化剤)が発生させる活性酸素が毛髪や頭皮や毛根を傷める最大の原因です。
酸化染毛剤は酸化染料(ジアミン系・非ジアミン系)が酸化(酸化重合)することで発色する為や髪の中にあるメラニン色素を分解脱色する過酸化水素が発生する活性酸素は、必要不可欠成分ですが、メラニン色素だけを分解脱色(溶かす)する事は不可能で他の大切な部分たんぱく質繊維やキューティクルも溶かしたり火傷させたりしてしまいます。
毛染め(酸化染毛剤)は業務用・家庭用共に同じものですので
① 放置時間を守る
② 仕様間隔を4週間以上あける。
③ リタッチカラー技法を多用し全体染めの回数を減らす。
④ 使用前に顔そりや頭皮を傷つけるシャンプーや過度のブラッシングをしない
⑤ 幼少児には絶対に使用しない。
⑥ 希望色になったら微温湯で髪や頭皮に付いた薬剤をよく乳化をする
以上の点に気を付けて使用すればダメージを最小限抑えることができます。
プレフェレでは以上の事を守り乳化前に
① 残留過酸化水素の除去【カタラーゼ】
② 酸化染料の発色促進・ケラチン強化【ヘマチン】
③ 残留アルカリの除去【フルーツ酸】
トリプル成分配合トリートメントを必ず使用しています。
トリプル成分配合トリートメントの検証
トリートメントを混ぜて30秒でクリームが泡状に
これは残留過酸化水素があった事になります。
過酸化水素がカタラーゼと反応し水と酸素に完全分解した結果「泡状」になったわけです。
過酸化水素がカタラーゼと反応検証
この後はシッカリすすいで
カタラーゼ配合シャンプーで丁寧洗います。
残留過酸化水素の除去により
毛髪ダメージ・頭皮ダメージ・脱毛・薄毛・白髪予防は万全です!
http://preferee.wixsite.com/preferee/1-1
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