冬の訪れとともに、日光の山々は雪と氷に覆われ、神秘的な風景を見せてくれます。
その中でも特に目を引くのが「雲竜氷瀑(うんりゅうひょうばく)」
毎年、1月から2月にかけて現れるこの壮大な氷の滝を求め、多くの登山者が訪れます。
私達も一昨年ついにその絶景を体感しに行ってきました!
今年は、まだ行っておりませんが、雲竜氷瀑の出来はいいそうです!

雲竜氷瀑は、栃木県日光市の奥深い山中に位置する氷瀑です。雲竜渓谷を流れる沢が、厳しい寒さによって凍りつき、巨大な氷の壁となる自然の芸術。高さは数十メートルにも達し、そのスケールと透明感あるブルーが見る者を圧倒します。
雲竜氷瀑へは、車で雲竜渓谷登山口駐車場まで向かい、そこから稲荷川を渡り登山口まで約2時間、河原や舗装路を歩くところから始まります。
駐車場からの舗装路は、歩行者進入禁止です。
現地は積雪や凍結が予想されるため、スノーシュー・アイゼンやヘルメットなどの冬山装備が必須です。また、現地の天候や安全情報を事前に確認することも大切。
経験者と一緒に行くか、ガイドツアーに参加するのがおすすめです。
スタート
駐車場の気温は氷点下5度。吐く息が白く、キリッとした空気に背筋が伸びます。装備を整え、軽いストレッチをして出発。
稲荷川沿いを歩いていくと、徐々に自然の静けさに包まれていきます。
約1時間ほど歩くと、砂防ダムにつきます。
ここで対岸にわたります

ここからは暫く舗装路が続きます。
洞門岩につくと河原におります。
間もなく巨大な鉄格子状のダムが現れます。ここを通り抜けると本格的な登山道に。

約20分で雲竜渓谷入口です

この階段を降りて渓谷奥に向かいます
ここからは、アイゼンとヘルメットを装着。
渓谷の両側は、氷柱でできた氷の壁、別世界のような風景が広がります。



途中、氷柱や凍った沢を渡る場面もあり、自然の迫力を間近で感じました。


渓谷をさらに奥へ進むと、目の前に突然巨大な氷の柱が現れました。
つばめ岩という場所だそうです
巨大な柱が崩れていました。
気を付けて進みます。
いざ氷瀑へ
突き当たった所から右斜面を登ります。

細いトラバースを進むと

これが雲竜氷瀑!真っ白な氷の表面には薄いブルーが差し込み、太陽の光を浴びて輝いています。その美しさに言葉を失い、ただ立ち尽くすしかありませんでした。
滝の近くまで歩いていくと、冷たい空気が肌に触れ、自然の厳しさを感じます。それでも、その迫力ある景色を前にすると、寒さも疲れも忘れてしまうほどでした。

雲竜氷瀑は、ただ美しいだけではなく、冬山の厳しさと自然の力強さを教えてくれる場所でした。挑戦するにはしっかりとした準備が必要ですが、その先には他では味わえない感動が待っています。
もし、冬のアクティビティが好きで、日光の自然に触れたい方がいれば、ぜひ一度訪れてみてください。ただし、無理をせず、安全第一で楽しむことを忘れずに!

あなたも雲竜氷瀑を訪れたことがありますか?
今年もまた、この幻想的な景色に会いに行きたくなりました。
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