山桜に包まれて茨城県桜川市の高峯で春のハイキング
- preferee
- 4月16日
- 読了時間: 3分
先日、茨城県桜川市にある高峯(たかみね)へ、山桜観賞とハイキングに行ってきました。桜川市はその名の通り、古くから桜の名所として知られており、特に山桜の美しさは格別。今回訪れた高峯も、まさにその魅力を肌で感じられる場所でした。

今回のハイキングは、麓にある展望デッキからスタートしました。
天気にも恵まれ、スタート地点からはすでに山々と春の空が織りなす美しい風景が広がっていました。

水が張られた水田のわき道から登山口に向かいます
そこからは、七曲坂(ななまがりざか)と呼ばれるカーブが連続する坂道をゆっくりと登っていきます。
道の両側には山桜がぽつりぽつりと姿を見せ、足元には落ちた花びらがやわらかく敷き詰められて、春の山道らしい雰囲気たっぷり。
そして到着したのが、第二展望デッキ。ここからは桜川市の街並みや遠くの山々を見渡せる絶好のビュースポットで、山桜の風景とともに、春の空気をたっぷりと吸い込みました。

七曲坂を登る途中や展望デッキ周辺では、野生の山桜が見事に咲いていました。
ソメイヨシノとはまた違う、控えめながらも気品のある姿に、思わず足を止めて見とれてしまうほど。
特に風が吹くと、花びらが舞い上がり、自然の中で過ごす贅沢な時間をより一層引き立ててくれます。
高峯の登山道は、適度なアップダウンがありながらも、しっかりと整備されていてとても歩きやすい印象でした。今回歩いた展望デッキ〜七曲坂〜第二展望デッキまでのコースは、初心者や軽い運動にぴったり。

第二展望デッキをあとにして、さらに高峯の山頂を目指して登っていきます。山頂周辺では山桜の見頃は終わりしたがで、静けさの中に花が咲く、自然の美しさを存分に味わえるエリアです。

ただし、山頂そのものには眺望はなく、木々に囲まれて視界は開けていません。
景色を楽しむなら、山頂手前の広場での休憩がベストです。

山頂を過ぎると、仏頂山登山口へ向かって下山。緩やかながらも変化に富んだ道で、時折差し込む木漏れ日がとても心地よく、登りとはまた違った風景を楽しめました。

下山後は、仏頂山登山口から保ちゃん広場まで舗装路を歩いて戻ります。
山道のような変化は少ないものの、麓から見える高峯の山桜がパッチワークのようで、最後まで春の景色に癒されました。

舗装路歩きの静かな時間のなかで、あらためて高峯一帯の自然の豊かさと美しさをじっくり堪能。歩き終わったあとの心地よい疲労感と、満開の桜の余韻に包まれながら帰路につきました。

まだあまり知られていない穴場スポットだからこそ、ゆっくりと春を感じたい方には本当におすすめです。
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